介護の現状

今でこそ介護士の存在が認知されていますが、その歴史はまだ浅く40年ほど前に誕生した職業です。

1963年に老人福祉法が制定されてから特別養護老人ホームが日本に初めて設定されました。

まだその時代か「介護士」と言われる事はなく、「寮母」と呼ばれており、家族に変わって身の回りの世話をしていました。

その「寮母」と呼ばれる人の業務の事を「介護」と呼ぶ様になりました。

そしてその後介護をする人は、介護をされる人の健康状態であったり、精神状態を考え正しい知識と技術で接する必要があると考える様になりました。

1970年代以降高齢化が進み、更に介護の分野において専門的な知識が必要とされ、1987年に「社会福祉および介護福祉法」が制定され介護福祉士と呼ばれる職業が誕生しました。

しかしながら、低賃金での長時間労働、介護でのストレスの蓄積などにより、社会的弱者である高齢者などに対する虐待事件があとを絶たないのが現状です。

自分よりも力の無い人間に手を出し、虐待をする。

それをしっかりと管理のできていない介護施設。

家族は介護士を信頼して任せているのにも関わらず、心が痛くなる様な事件が多発しています。

皆が理解力のある人ばかりとは限りません。

非協力的な介護者もいれば、協力的な介護者もいます。

しかし、そこをしっかりとケア出来ない人であれば介護の仕事から身を引くべきではないでしょうか?

「介護による疲れから妻を殺害」

「夫からお願いされ楽にしてあげた」

などと言った介護疲れによる事件が後を絶たない今、もう一度介護について見直し、考え直さないといけませんね。

愛するがゆえに殺めてしまう。

個人的には究極の愛にも思えます。

もちろん殺めてしまうことは良くない事です。

しかし、そこまで追い詰められてしまう介護疲れ。

介護用品が世に溢れていますがそれでもストレスや疲れは蓄積されます。

そして限界になり介護施設に頼り、その先で虐待をされてしまっては元も子もありません。

 

介護の現場では問題点や改善点が山のようにあります。

労働時間、勤務形態、賃金といった労働者の問題、

入浴や食事、などといった入居者側の問題。

国が介護についてもっと目を傾けてくれなければ改善出来る問題も改善できない。

結果的に目や耳を塞ぎたくなる事件が起こります。

起こってから問題にする。

これの繰り返しではきっと介護の世界が安定することはないと思います。

万年人手不足の介護業界。

人手不足を解消しなければ労働者の抱えるストレスや負担を解消することが出来ません。

 

 

 

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